キャンプや車中泊、そして防災用品として人気のJackeryポータブル電源。
しかし、いざ使おうとしたときに「充電できない」「電源が入らない」といったトラブルに遭遇することがあります。
この記事では、Jackeryポータブル電源のよくあるトラブルとその解決方法、さらには長く使い続けるためのメンテナンス方法まで、詳しくご紹介します。
▼以下の公式サイトをご確認ください。
Jackeryのポータブル電源 公式サイトはこちら
よくあるトラブルと症状をチェック

出典:イメージ:Jackery公式サイト
- 充電関連のトラブル
- 表示・動作の異常
充電関連のトラブル
ポータブル電源が充電できないとき、まず以下の症状を確認してみましょう。
「100%まで充電できない」という場合、実は99%から100%への充電に時間がかかるのは正常な仕様です。
JackeryはCCCV充電方式を採用しており、過充電を防ぎつつ満充電にするため、最後の数パーセントで充電速度が意図的に落ちる設計になっています。
ただし、何度充電しても90%程度で止まってしまう場合は、一度リセット操作を試してみる価値があります。
「全く充電できない(0%から動かない)」という深刻な症状の場合、過放電状態に陥っている可能性が高いです。
電源ボタンを押しても反応がない、充電ケーブルを接続しても充電が始まらない、ディスプレイに「!」マークが表示されるなどの症状が現れます。
表示・動作の異常
充電以外にも、以下のような症状が出ることがあります。
- 冷却ファンが止まらない
- AC電源が勝手に落ちる
- 故障コード(F0~F9)が表示される
- 以前よりバッテリーの減りが異常に早い
特に「iPhoneを1回充電しただけで50%も減るようになった」という症状は、バッテリーの劣化を示している可能性があります。
モデル別リセット方法:まず試したい基本対処法

出典:イメージ:防災ポタ電探究+plus 防災・ポータブル電源がある生活
多くのトラブルは、リセット操作で解決できることがあります。
お使いのモデルに応じて、以下の方法を試してください。
基本シリーズ(240/400/700/1000)
DISPLAYボタンを7秒間長押しするだけで簡単にリセットできます。
画面が一度消灯し、その後自動的に再起動します。
708/1500シリーズ
DISPLAYボタンとDCボタンを同時に10秒間長押しします。
アプリとの接続不具合や表示のフリーズにも効果的です。
2000/2000 Pro/2000 Plusシリーズ
主電源ボタンとDC/USBボタンを同時に13秒間長押しします。
WiFiやBluetooth機能も搭載されているため、接続問題の解決にも役立ちます。
300 Plusシリーズ
軽い不具合ならPowerボタンとUSBボタンの同時押しでソフトリセット。
深刻な問題の場合はPowerボタンと懐中電灯ボタンを10秒間長押しでハードリセットを実行します。
過放電からの復旧方法:諦める前に試したい手順

出典:イメージ:防災ポタ電探究+plus 防災・ポータブル電源がある生活
過放電は、バッテリーを長期間放置したり、完全に使い切った状態で保管したりすると起こります。
以下の手順で復旧を試みましょう。
ステップ1:安全確保
本体の電源を完全にOFFにし、すべてのケーブルを取り外します。
作業環境の温度が0℃から40℃の範囲内であることを確認してください。
ステップ2:低電流での初期充電
純正のACアダプターを使用して充電を開始します。
過放電状態では最初の30分から2時間は極めて低い電流でしか充電されません。
ここは焦らず待つことが重要です。
ステップ3:リセット操作
わずかでも充電が開始されたら、お使いのモデルに応じたリセット方法を実行します。
多くの場合、この段階で正常な充電モードに復帰します。
ステップ4:継続充電
通常より長時間(6-12時間)の充電を継続し、バッテリー容量を段階的に回復させます。
ステップ5:動作確認
AC出力、USB出力、表示機能が正常に動作するか確認し、最後に満充電→完全放電→再充電のサイクルでバッテリー残量表示を校正します。
充電できない原因と解決策

出典:イメージ:防災ポタ電探究+plus 防災・ポータブル電源がある生活
- 接続の問題をチェック
- 温度環境を確認
- ソーラーパネル充電の注意点
- 家庭用コンセントの問題
接続の問題をチェック
意外と多いのが、ケーブルがしっかり差し込まれていないケースです。
特にシガーソケット充電コードは、力を入れてしっかりと奥まで差し込む必要があります。
ケーブルの断線や接触不良も疑ってみましょう。
温度環境を確認
Jackeryポータブル電源には充電可能な温度範囲があります(例:Jackery 1000 Newは0℃~45℃)。
この範囲を超えると温度保護機能が働き、充電が停止します。
液晶画面に温度計マークが表示されたら、適切な温度の場所に移動させ、1~2時間待ってから充電を再開してください。
ソーラーパネル充電の注意点
ソーラーパネルから充電できない場合は、以下を確認してください:
- パネル全面に十分な太陽光が当たっているか
- パネルの表面が汚れていないか
- ポータブル電源と同じメーカーのパネルを使用しているか
Jackeryでは「Solar Generator」シリーズとして、相性の良いセット製品を提供しています。
家庭用コンセントの問題
AC100Vで充電できない場合、停電や自宅の電気設備の問題も考えられます。
ブレーカーが落ちていないか確認し、別のコンセントでも試してみましょう。
長く使うためのメンテナンス術

出典:イメージ:防災ポタ電探究+plus 防災・ポータブル電源がある生活
- 過放電を防ぐ3つの習慣
- 日常的なメンテナンス
- 最新機能を活用しよう
過放電を防ぐ3つの習慣
-
3か月に1回はフル充電する 使用しない期間も自然放電するため、定期的な充電が必要です。
-
長期保管は40~60%の充電状態で 満充電や0%での保管は避け、バッテリーに優しい充電レベルを保ちます。
-
適切な温度環境で保管 夏の車内や冬の屋外など、極端な温度環境は避けましょう。
日常的なメンテナンス
- 1~2ヶ月に1回、ソフトリセットを行って表示精度を維持
- 電池残量が20%を切ったら早めに充電
- PlusやNewシリーズなら、アプリの「バッテリー節約モード」で85%充電を活用
最新機能を活用しよう
JackeryのPlus、Newシリーズには、長寿命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが搭載されています。
最大4,000回の充放電サイクルに対応し、1日1回充放電しても10年以上使い続けられる設計です。
Pro、Plus、Newシリーズは「パススルー充電」に対応。
充電しながら家電に電力供給してもバッテリー劣化のリスクが少ないため、安心して使用できます。
カスタマーサポートへの連絡タイミング

出典:イメージ:防災ポタ電探究+plus 防災・ポータブル電源がある生活
以下の場合は、迷わずカスタマーサポートに連絡しましょう:
- リセットや基本的なトラブルシューティングを試しても改善しない
- 故障コード(特にF0~F7)が表示される
- 過放電マークが30分充電しても消えない
連絡先情報
- メール: jackery.jp@jackery.com(平日9:00-18:00)
- 電話: 050-3198-9007(10:00-17:30、土日祝休業)
連絡時は注文番号と症状の簡単な説明を準備しておくとスムーズです。公式ヘルプセンター
保証期間について
- 購入から1ヶ月以内:新品交換対応
- 1ヶ月以上、保証期間内:無償修理対応
- Plus/Proシリーズの多くは5年保証対象
重要:必ず公式オンラインストアや正規販売店から購入しましょう。
他の販売店からの購入品は、メーカー保証の対象外となる場合があります。
自分で分解は絶対NG!

出典:イメージ:防災ポタ電探究+plus 防災・ポータブル電源がある生活
たとえDIYに自信があっても、ポータブル電源の分解修理は避けてください。
内部には高電圧のバッテリーがあり、感電などの重大な事故につながる恐れがあります。
自己分解は保証の無効化にもつながります。
よくある質問と回答
Q1: Jackeryポータブル電源が99%から100%になかなか充電されないのですが、故障でしょうか?
A1: これは故障ではありません。
JackeryはCCCV充電方式を採用しており、過充電を防ぐため99%から100%への充電時間が意図的に長く設定されています。
最後の数パーセントで充電速度が落ちるのは正常な仕様です。
ただし、何度充電しても90%程度で止まる場合は、リセット操作を試してみてください。
Q2: 電源ボタンを押しても全く反応がなく、充電もできません。どうすればいいですか?
A2: 過放電状態に陥っている可能性があります。
以下の手順で復旧を試してください:
- 純正ACアダプターで充電開始(最初の30分〜2時間は低電流充電)
- わずかでも充電開始されたらモデル別のリセット操作実行
- 6〜12時間の継続充電でバッテリー容量を段階的に回復 焦らず待つことが重要です。
Q3: 各モデルのリセット方法を教えてください。
A3: モデル別のリセット方法は以下の通りです:
- 基本シリーズ(240/400/700/1000):DISPLAYボタン7秒長押し
- 708/1500シリーズ:DISPLAYボタン+DCボタン同時10秒長押し
- 2000/2000 Pro/2000 Plusシリーズ:主電源ボタン+DC/USBボタン同時13秒長押し
- 300 Plusシリーズ:軽い不具合はPower+USBボタン、深刻な場合はPower+懐中電灯ボタン10秒長押し
Q4: ソーラーパネルで充電できない時の対処法は?
A4: 以下の点を確認してください:
- パネル全面に十分な太陽光が当たっているか
- パネルの表面が汚れていないか
- ポータブル電源と同じメーカー(Jackery)のパネルを使用しているか Jackeryでは相性の良い「Solar Generator」シリーズとしてセット製品を提供しているので、それらの使用をおすすめします。
Q5: ポータブル電源を長持ちさせるメンテナンス方法は?
A5: 以下の習慣を心がけてください:
- 定期充電:3か月に1回はフル充電する
- 適切な保管:長期保管は40〜60%の充電状態で行う
- 温度管理:極端な高温・低温環境を避けて保管
- 早めの充電:電池残量が20%を切ったら早めに充電
- 定期リセット:1〜2ヶ月に1回ソフトリセットで表示精度を維持 Plus/Newシリーズなら「バッテリー節約モード」で85%充電も活用しましょう。
まとめ:トラブルを防ぐ賢い使い方
Jackeryポータブル電源のトラブルの多くは、適切なメンテナンスで防ぐことができます。
定期的な充電、適切な保管温度、そして異常を感じたら早めのリセット操作。
これらを心がけることで、アウトドアでも災害時でも、いざという時に頼れる電源として活躍してくれるはずです。
トラブルが発生しても、この記事で紹介した方法を順番に試してみてください。
それでも解決しない場合は、無理せずカスタマーサポートに相談することが、結果的に最も早い解決につながります。
大切なポータブル電源を長く使い続けるために、この記事をブックマークして、困ったときの参考にしてくださいね。
「Jackeryポータブル電源」の販売会社情報
項目 | 内容 |
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販売会社名 | 株式会社Jackery Japan |
販売会社住所 | 〒104-6003 東京都中央区晴海1丁目8番10号 トリトンスクエアX棟3階 |
販売会社ホームページ | 株式会社Jackery Japanはこちら |
購入先 | 公式サイトはこちら |
▼以下の公式サイトをご確認ください。
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